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ケサランパサランの思い出

今朝のスーパーモーニングで、『ケサランパサラン』について特集されていました。

私が子供の頃にちょっとだけ流行していたのを思い出して、懐かしかったです。

ケサランパサラン

白い毛玉のような物体で、空中をフラフラと飛んでいると言われる。一つ一つが小さな妖力を持つ妖怪とも言われ、未確認生物として扱われることもある。

名前の由来については、スペイン語の「ケセラセラ」が語源だという説、「袈裟羅・婆裟羅」(けさら・ばさら)という梵語が語源だという説、羽毛のようにパサパサしているからという説[1]、「何がなんだかさっぱりわからん」を意味する東北地方の言葉との説[2]、などがある。

提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

流行したのは、小学校高学年か、中学生だった頃。
テレビで取り上げられたのか、雑誌に載ったのかは定かではありませんが、
「ケサランパサランという謎の生物がいて、それを見つけた人は幸せになるそうだよ」
という噂が広まりました。

私が聞いた限りでは、

・白くてふわふわしている
・毛に覆われている
・白粉(おしろい)がエサになる
・見つけた人には幸運が訪れる
・なかなか見つけることはできない

ということで、必死になって探し回りました。

そしてそして、実際に見つけたのです。
それも、すぐに家の近所で。

空を見上げていたら、ふらふら飛行する小さな白い塊を発見。
どうやって捕獲したかは今となっては覚えていませんが、見事にそれを手に入れることに成功しました。
白くて小さくて、ふわふわしていて全体が毛に覆われている。
間違いなくケサランパサランです。
私は、小さな箱に入れ母に内緒で、コンパクトの白粉を削って箱のなかに入れていたような。
さて、その後はどうしたのだったかな?
数日は、毎日箱のなかをのぞいたり、いつになったら幸運がやってきたのだろうと期待していたような。
しかし、そのケサランパサランは、特に動くわけでもなく、そのうちに飽きてしまったのだったでしょうか。
のぞくたびに、少しだけ白粉が減っていたよう見えたのは、今思えば気のせいだったのか。

今日テレビで見るまで、すっかりケサランパサランのことについては忘れていました。

でも、友達よりも早く見つけたという満足感と、ワクワク感。
そのとき、ちょっとだけ幸福も感じていたのでは。

 

さて、テレビでは山形県のある村では、江戸時代からケサランパサランを飼っている(?)という家が何件もあり、繁殖もしているということで、実物の映像も登場していました。
ところが、そのケサランパサランは、私の記憶にあるものとはちょっと違う。

白くて毛に覆われているというところは同じですが、もっと大きくて、動物の毛皮が丸まったような感じなのです。
はて、それでは私のケサランパサランは、実は、ケサランパサランではなかったのでしょうか。

山形にはケサランパサランを詳しく研究している人がいて、その人の考えはこうです。
うさぎなどの動物が、鷹などに襲われ、鋭い爪で、毛皮の一部が皮や肉などと一緒にはがされます。
その毛皮が乾燥して肉の部分が固まり、全体が丸くなって丸い毛玉のようになる。

なるほど、やはり、これは動物の毛皮で、やはり私がかつて所有していたのが、本当のケサランパサランなのか。

と安心していたら……

さらに解説が続き、その他にケサランパサランとして知られているものに、ある種の花の種が綿毛に乗って飛んでいるものとされていました。

思い出しました。

ずっとそうではないかという疑念があったのですが……
今思い返せば、私のケサランパサランは、たぶん、タンポポの綿毛だったのでしょう。

ありがとうケサランパサラン。
昔、ちょっとだけ幸せな感じを味あわせてくれたことを。