両手の指を、目の前で組み合わせてみてください。
ちょうどキリスト教のお祈りをするような感じですね。
次に、両方の人差し指だけを伸ばしてみます。
その人差し指の先同士を、少し離して、間のすき間に視点を合わせます。
そして、そのすき間を見たまま、
「指先が、ひっつく。ひっつく」
と思います。
すると、幾ら意識で抵抗しようとしても、大抵の人は、なぜか磁石に吸い付けられるような感じで、指先がひっつき合ってしまうでしょう。
面白いのは、
「ひっついてはいけない。ひっつくな」
と思っても、やっぱりひっついてしまうことです。
人が、こうなりたいと思うことは、もちろん実現しますが、こうなってはいけないと思うことも、こだわりになてしまい、実現することになってしまうようです。
また、この思うということがクセもので、試しに、
「ひっつかない、ひっつかない」
と口に出して言っていても、心で「ひっつく」と思っていたり、ひっついているところをイメージしていれば、実際にはひっついてしまうのです。
「こうありたい」
と、意識では思っていても、潜在意識が別のことに向いていると、結果は思ってもみないことになってしまうことが多いようです。
では、どうすれば、指がひっつかないようにできるのでしょうか。
先ほど見たように、一生懸命に、ひっつかないようにがんばっているのは、逆効果ですね。
効果があるのは、
「指先が離れていく、離れていく」
と強く思ったり、イメージすることですが、これはやってみればわかると思いますが、指に力が入ってしまって、とても疲れます。
もっと楽なのは、一生懸命見つめている指先から、ちょっと目をあげて、まわりの世界にも、意識を向けてみることです。
深呼吸して、身体の力を抜いてみます。
……そして、指先がどんな状態になるのが、自分にとっていちばん楽しいのかをイメージしてみます。
いかかでしょうか。
もちろん、これは指がひっつくかどうかということだけでなくて、自分の目標や夢についても、同じことなのですよ。
